Glossyー東京大学での軌跡ー

凡人東大生による素朴なブログ

東大英語・5択のリスニングの解法

 

 

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お久しぶりです!オンです!

 

 

東大は7/31までがテストなためテスト勉強に忙殺されてブログを更新出来ないでいました。

 

 

ですがこれから本格的に夏休みということで、受験の夏は僕が前回の記事で気負い過ぎなくてもいいよと言ってもやはり特別な気分になるだろうし、ブログ書きたい欲が増してきたので受験生のためにこれからは積極的に書いていこうと思います(厳密にはまだテスト終わっていませんが、後は英語1列だけなんで大丈夫、笑)。

 

もう一部地域では東大オープンが終わったんですね....。オープン前に更新できなくてすみません。夏休みの開始が遅い東大が悪い()。

 

 

 

それで今回は質問箱にあった、2018年以降続く5択の東大のリスニングを解く際に僕がやっていたやり方についてです。個人的には4択なら何も考えなくても余裕で満点近く取れるけど、5択になるとただ解いているだけでは情報処理の量的に規定された時間内に満足のいく解答が出来ないので色々と工夫していました。僕にとっては一つ選択肢が増えただけで大きな差がありました。今回はその工夫を皆さんになるべく詳しく教えられたらなと思います。

 

 

 

因みに東大の本試験では2018、2019年ともに28点でした。

 

 

この時点で(自分よりレベルが低いという意味で)参考になりそうにないなと思った方はどうぞお帰り下さい。帰国子女の方の多くは何も考えずとも30点は安定的に取れるでしょうから、釈迦に説法という感じでしょうしね。

 

 

 

それでは残って頂けた方に早速解説していきたいと思います。

 

 

 

まず試験開始から38分間は普通にリスニング以外の設問を解いていってください。試験開始直後に下読みをする指導もあるみたいですが、リスニングの前に記憶が薄れてしまうだろうし個人的には論外です。僕が一度見たのはリスニング直前だと下読みをするのを忘れるから試験開始直後に下読みするんだとありましたが、解答者が定期的に時計を見ることもできない人間だと想定しているのでしょうかね。また、東大に合格したいと切に思い何度も何度も時間を計って東大型の演習をして綿密に準備してきた人は自分が解いている設問の量や感覚でそろそろ時間だなと分かる筈です(僕がそうでした)。結局、下読みを忘れることを恐れて試験開始直後にするか、問題で問われる内容などを忘れることを恐れてリスニング開始直前にするか、という問題ですね。高得点を安定的に取るという観点で考えるなら僕は迷いなく後者をとります。

 

 

リスニング開始7分位前になったら今解いている問題を切り上げて下読みに入ります。4択なら5分前で全然問題無い、5択だとそれ以上はいるな、でも10分は長過ぎるし一般的な受験生は下読みに10分も使ったら他の設問の出来に支障が出るだろうということで7分前です。

 

 

下読み。これをちゃんとやれるかであなたの東大リスニングの得点は大きく左右されます。

 

 

普通にやるなら問題文や選択肢を読んでその設問では何が問われているのか把握したり、選択肢の内容を把握してそこから放送される英文の内容を推測したりするのでしょう。

 

 

僕も実際現役時の時は東大模試で出たのはすべて4択のリスニングでしたし、この程度の下読みで終わらせてそれで高得点を取れていました。現役時の本番は選択肢なんか長くね?と違和感は持ったものの今年から5択になったというのをいい意味で気づかずに解けたので特に無駄に意識することも無く、また本番特有の並外れた集中力もあり高得点をとれました。

 

 

しかし、浪人期の5択の模試ではそのやり方じゃ通じませんでした。特に東大オープンのリスニングは明らかに本番よりも難しく、僕は第1回のオープンは確か20/30という、英語で点を稼がなくてはならない僕にとっては中々に低い得点を取ってしまいました。

 

 

ここで僕は下読みのやり方を工夫しました。単に内容を把握するだけではダメで、設問の種類をまずは把握し、それを放送中のある部分をピンポイントに正確に把握して解かなければならないのか、それとも放送文全体を何となく把握してその内容に合致するものを選ばなければならないのかの二つに分けるのが必要です(この何となくもかなり高い密度の何となくですが)。

 

設問の種類とは、問われているのが数字なのか、具体的な事象の内容なのか、事象が起こった理由なのか、ある論者が言っていたことなのか、言っていなかったことなのか、論者の全体的な主張なのか、全体のまとめなのか、などということです。5W1Hとかでもいいです。自分が分かりやすいように好きなように分類して下さい。そして、その設問の種類からこの問題は放送文が流れている最中に解く、この問題は放送と放送の間の解答時間に解くということを決めてください。大体、前者と後者が均等になると思います。偏るとしたら東大型ですし後者の方に偏るはずです。

 

また、各選択肢のどの部分が他の選択肢と異なっているのかということ(つまりその選択肢を選ぶと決めるポイント)を把握するのも大切です。

 

 

ただしこれらは書くものでは無いですし、もし書いたとしても汚い字で素早く、必要事項だけ書いて下さい。詳しく書く時間も労力もないです。

 

 

設問を見て、その形や前にパッと見た記憶などから、実際に放送文を聴き解答をする段階にああこの設問はこういうことを聞いているんだったなというのを瞬時に思い出せるようにしましょう。こうなっているためには、下読みはやはりリスニングの直前にする必要があるでしょうね。

 

 

また、基本的に東大のリスニングは合理的に正しいものが正答の選択肢になります。よって明らかにおかしい選択肢はこの時点で✕を入れて下さい。というか、明らかにおかしくない選択肢でも1回✕を入れてみるということも有効です。実際に解答するという段になって、優先順位や考える基準を作るというのに役立つと思います。これは説明して納得出来るものでも無いと思うので実際に模試で実験して体験してみて下さい。僕は多い時は端から正解の候補を2つに絞ったりしてました。アインシュタインはこんなことしないだろというような感じで。ただ、実際にはその✕を付けた選択肢から選ぶことも多かったです。常識的に考えて導かれることを敢えて外したことを聞くからこそわざわざ問題にする意味があるからですね。ただ、結果はどうであれ、考える基準を作るという意味で一度選択肢に✕を付けるというのは有効だと思います。

 

 

リスニングまで時間が余ったら今までの下読みで把握した、問題の種類、選択肢の内容、どの問題を放送中に解きどの問題を解答時間に解くか、✕を付けた問題はどんな基準で✕をつけ、またどんな基準で正しいのかかなどの確認を特に設問Aを中心に繰り返し、心を落ち着かせて(今までの試験の出来がどうであれ切り替えて)、リスニングの英語の問題文が流れる前まで待ちます。(日本語の問題文が流れている間は作業を継続しましょう、あれは毎回同じはずなんで聞かないでいいです)。

 

 

そして英語の放送文が流れます。ここで絶対にやってはいけないことはメモを取ることです。メモを取るには頭を使わなきゃ行けないので、聴いて内容を把握するという作業が中断される、そうでなくても全神経を聴くことに向けられなくなれます。放送文が流れている最中は問題文を把握することに集中するべきです。そもそも、これまでの下読みで問われることや、問題文放送中に解かなければならない設問は何の内容が決め手(他の選択肢ではなくこの選択肢が正解であるという根拠)か分かっているはずなのでメモは不要です。その内容を暗記して下さい。基本的な聴き方のスタイルは、全体の内容は把握しつつ、その中で放送中に解かなければならない設問で問われていることを超集中して聴くというものです。そして放送分に解かなければならない設問で問われていることを把握した瞬間選択肢(この時点では正解候補・複数可)に丸をするなど、何らかの手がかりを残します。丸つける位なら頭を使わないので経験上大丈夫な筈です。僕は現役時は放送が流れている間は中空をぼんやりと見ていたのですが、このやり方に変えてからは問題用紙をぼんやりと見て該当箇所が流れた瞬間丸を付けられるようにしていました(ぼんやりとしていたのは視覚に意識を傾けないようにするため)。

 

 

そして一度目の放送文が流れた後は、放送中に解かなければならない設問で複数候補が出た場合はその吟味をして、その後放送と放送の間に解く予定だった問題を解いてください。この時点で全ての設問を確信を持って絞れてマークまでいけるのが理想ですが、そうでない場合は2回目でどこを聴けばいいのか、どの次元の情報を聴き取ればいいのかを把握しましょう。その場合、マークは分かるところから塗っても、2回目の放送が終わってから塗ってもいいです。前者の場合は2回目の放送後次の設問の把握に移れること、後者の場合はマークミスを防げることがメリットです。これはどっちでもいいですね個人的には。普通に考えれば前者ですが、マークミスをして傷を負うのは避けたいので後者もありです。

 

 

2回目の放送文が流れている間は1回目よりもどの部分を聴けばいいのか分かっていると思うので、その部分を集中的に聴き、選択肢を選ぶだけの確信が得られた段階で丸つけなどをします。その結果全ての選択肢の正答の確信が得られた場合や、もうこれ以上聴いても得点が上がらない場合(例えば、2回目で聴かなきゃ行けなかったのがか(1)だけだった場合)は、直ぐに次の設問の確認に移りましょう。無駄なことをする余裕は無いです。

 

 

僕は現役時代は余裕をかましていたのと実力の誇示をしたい(苦笑)がために1回目で全て確信を持って選択肢を選べた場合は英作文の見直しをしたり他の大問を解いたりしていたのですが、浪人期になってリスニングは放送中にしか根拠部分を聞けないし、見落としていた場合もあるし、精神の状態を保つ為にも1回目で選べた場合も2回目でちゃんと聴いて見直しをしていました。解く速さが速くなって2回目に慌てて他の大問を解かなくても全ての問題をかなりの時間的余裕を持って解き切ることができるようになったというのも大きいですね。ただ、もうこれ以上聴いても得点が上がらない(つまり絶対全問正解)と断言出来る場合は直ぐに次の設問の確認に移ってました。

 

 

そして設問B・Cもこの手順を繰り返してリスニング終了です。これ以上得点を上げること期待できない問題はいくら考えても無駄なので、悔やしい思いを噛み締めたり勝利の余韻に浸るのは後にし、気持ちを切り替えてラスト45分を全力でやりましょう。

 

 

以上で、僕のリスニングの解法の解説を終了したいと思います。総括すると、東大リスニングは多くの情報を処理しなければならないため、その情報を処理できるところからどんどん処理したり、処理しやすくなるような手掛かりを作ったりして、効率的かつ楽に解けるようなやり方を心掛けていました。また、ここに書いてあることはあくまでも基本的な方針であり、実際はもっと問題ごとに柔軟に対応していたことも、わざわざ付け加えるまでも無いかもしれませんが言っておきます。

 

 

 

何か質問があったりしたら、peingの質問箱とTwitterのDMで遠慮なく質問して下さい。

 

Twitterは@Glossyon_utokyoです。

 

これから夏の東大模試が本格化すると思うので、なるべく実戦的な記事をリクエスト順に挙げていきたいと思います。

 

 

それではまた次回!

 

 

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