Glossyー東京大学での軌跡ー

凡人東大生による素朴なブログ

なぜ東大文系数学で9点を取ってしまったのか?

 

 

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こんにちは~、オンです。今回は質問箱への回答です。届いた質問はこちら、

 

 

 

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まずこの質問者様へですが、受験のことはもう過去のことだと割り切っているし僕自身の受験の点数に関してはもう完全に、無関心ではないにせよ感情を動かされるようなことはないので失礼だとかは気にしないでいいです。むしろこの質問がなければこの記事を書いていなかったので感謝したいくらいです。

 

 

さて、今回はこの質問にもあるように、数学の得点が低くなってしまった理由、僕の数学の勉強法、それらから導かれる教訓を書いていきたいと思います。

 

 

そんで、低得点低得点と言ってもお前何点なんだよ?と突っ込まれるかもしれないし(記事のタイトルにあるけど)、エアプなんじゃねえの?と疑われるかもしれないので、今再び開示得点を掲載したいと思います。

 

 

それではいきますね。

 

 

 

 

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はい。コンテンツ力なら首席にも負けない、三桁の下に一桁が並ぶ開示ですね。すでに散々ネタにしてきました、笑。

 

こんな頭のおかしい極端な開示得点を出せるのは少なくとも受験生一世代のうちには僕以外に多分いないと思います、笑。しかも僕は純ジャパ地方公立の凡人なんで。

 

 

そんで今回注目したいのが数学の点数ですね。なんといっても、

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点ですから。

 

 

 

流石に合格者の中で僕より低い得点の人はまだ見つけられてないです。 

 

 

他の科目の成績を見ればわかるように別に手を抜いたわけでもなく本気で受験勉強をしてこんな点数は中々取れるもんじゃないです。また、僕は特に狼人期の東大模試では常に最低でも30点は取っていたし、直前の河合プレなんかは得点率では数学が7割とかで一番高かったです(河合の英語の採点が厳しいというのがわかりますね)。数学で大崩れはしてなかったのでちゃんと冊子掲載者の中で半分以上の順位はいつもキープしてました。

 

 

そんな僕がなぜ2019年、平成最後の東大入試の数学でこんな点をとってしまったかを今回は考えていきたいと思います。

 

 

臨床心理学を勉強していく過程で原因帰属スタイルは内的・外的、特殊・全般、安定・不安定の座標で考えられると知ったので、そんな感じで書いていこうと思います。

 

 

 

◯単純に難化した

 

外的・特殊・不安定の要因でしょうか。2019年の東大文系数学は少なくとも僕が知りうる限りは難化したとの評判です。東大入試史上最も簡単な部類のセットだった16・17年から、18年で少し難化し、また今回更に少し難化したそうです。と言っても僕は今回の入試に関しては解答速報も見てないし使う解法とかも何一つ把握してないに等しいので、これは噂程度の判断です。

 

 

◯ベクトル2題

 

これも外的・特殊・不安定の要因でしょう。2019年の東大入試は新課程で文系数学からベクトルがなくなることを踏まえて、文科省への抵抗か、はたまたストックしておいた問題を消化しておきたいのか、僕が得意ではなかったベクトルの分野で配点にして半分を占める量を出してきました。ただ、これは内的要因、つまり僕自身の問題でもあり、ベクトルの解法を直前期に忘れてなかったり、苦手分野を作らなければよかったんですけどね。

 

 

という訳で内的要因に移ろうと思います。なんか外的要因ばっか考えるのは自分のせいにしてない感じで好きじゃないんですよね。今回の質問も原因を外部に帰属させるのを求めていないだろうし。

 

余談ですが、抑うつ状態になりやすい人は失敗の原因を内的・全般的・安定的なものにしがちらしいです。まさに僕は抑うつになりやすい人間なんだなという感じですが()。

 

 

 

 

 

という訳で内的要因です。

 

 

 

〇直前期の抑うつ

 

内的・特殊・不安定(何度も繰り返している点では安定)でしょうか。僕は冬の1か月と2週間、センター直前の2週間、二次試験直前の3週間は全く勉強してないです。 いや東大で受験の話をするとき時々直前期は鬱だったって言う人いますけど、僕のはさすがに程度が甚だしかったです。何もかもやる気が無くなり、例えばカラオケみたいに以前は楽しめていたものが全く楽しめなくなったり、朝起きるのすら無理で一日中何も口にしないまま布団に寝てるだけだったり、自分無価値な人間だと自分を責めまくって将来への展望が見えなくなったり、当時のブログを2chにさらされ(笑)人間不信になったり。(実際にあのスレから東大生が、しかもまともに社会的生活を営める東大生が生まれてるかはそれぞれの会話やログから推測される人格が一致するかを考えると甚だ疑問ですが)。DSM抑うつ診断基準をコンプリートしてた気がします。入試会場に行く遅延した電車の中でもずっとパワプロアプリを惰性で無感情でやってました。

 

そうしてたら数学の解法とか他の細かい工夫してた点などが全部頭から抜け落ちました。また、計算力や単純な処理能力がめちゃくちゃ落ちました。

 

ただ、他の科目の点数を見るに、国語は合格者平均くらい、地歴は合格者の上位2割くらい、英語は合格者の上位5%くらいにはいるし、全く知識とか細かい工夫が抜け落ちてなかったので、これだけでは説明できないので次に行きます。

 

 

〇分野ごとに偏った勉強

 

内的・全般・安定です。僕には現実問題として時間がなかったので東大入試でよく出る分野でなおかつ自分に合っていて高得点を見込めそうな分野、具体的に言うと、確率・整数(特に漸化式を使うもの)、順像・逆像、微積の計算問題あたりに数学の勉強時間の大部分を注いでました。ただこれらの分野って一昔前の東大入試ではすごいありがちな問題だったんですけど、近年はあまり出なくなりましたよね。僕は今年の入試に関してはマジで何一つわかってないので間違ってるかもしれませんが、受験会場で見た感触から判断するに大問1の微積は単純な計算問題ではなくひとひねりが加わっていた気がするし、大問3の確率はセンターでありがちな処理能力を試す感じでしたし(僕が得意だったのは読解力が鍵で計算とか処理がスマートなタイプの確率だった)。二年連続でベクトル出てるし去年は図形や処理能力偏重だった、しかもしばらく確率漸化式は出てないし今年こそは確率みたいな読解力が得意な受験生が勝てるセットが出るはずだと、ギャンブラーの心理みたいな感じで臨んだら普通に今年も図形偏重だったという落ちです(よほど得意な受験生でない限り数学はギャンブルみたいなものだよね)。まあ得意分野を作るのは大事だと思うんですけどそれだけじゃ戦えないよねってことで次に行きます。

 

 

 

〇基礎の反復の密度と頻度

 

内的・全般・安定です。全分野の基礎が盤石であればたとえ得意分野でない問題に当たったとしてもある程度は戦えていたでしょう。

 

いやでも、確かに基礎は重視してました。浪人期のちょうど今頃は毎日FocusGoldとドラゴン桜の計算ドリルと河合の前期テキストと、最低でも6時間、MAX12時間は過ごしてました。やってた勉強のほとんどが数学で、僕は浪人期にボッチだったこともありマジで日常言語よりも数学の言葉に触れてる時間の方が余裕で長かった。そのペースのまま8月の終わりまでずーっと数学の基礎ばっかりやってました。それでさすがにFocusGoldと河合の前期テキストの問題は全部覚えたし、途中で合格る計算と巡り会えたのもあり計算力もかなり伸びました。夏以降も合格る計算はずっとやってたし、ちょっとでもあやふやなところがあったらすぐに基礎の問題集に戻って問題を一通り解いて解法を血肉化させるというのをやってました。ただ、僕のセンター数学が8割は超えたものの9割には届かなかったことからもわかるように、これは一定の成果を上げはしたもののまだまだ全然足りていなかった、ということで次に行きます。

 

 

 

〇勉強不足

 

まあこのふわふわした言葉で大体は片付いてしまいます。内的でもあり外的でもある、全般的で安定的な要因です。僕はもとから数学が苦手で正直高3春の段階で数学0点でも受かる気でいました(これは当時の始めたばかりのブログから読んでくれていた方はわかるでしょう)。そんな方針でいたので勉強量は確かに多くないし、まともに数学の勉強を腰を据えて始めたのは浪人期からといってもいいくらいです。数学は安定させるには時間が掛かる科目で、1年間という期間は例えその大部分を数学にささげたとしても東大数学で安定的に平均点を取れるようになるには足りないでしょう。

 

ただ、これには外的な部分もあります。”もとから数学が苦手”の部分です。小学生の頃まで遡りますが、僕はそもそも中学受験という選択肢が当時の自分の世界に存在しませんでした。毎日ずーっと友達とモンハンかデュエマをやってました。僕の友達の大部分が私立か国立の一貫校出身なので彼らとは根本的な計算力でまず差をつけられてます。加えてそのカリキュラムの差です。僕は普通に数学2Bは高2の終わりと同時に終わったのですがどうやらこれは東大内では少数派なようで、早い奴は中2までに、遅い奴でも高1の終わりまでには数2Bまで終わってるみたいです。また僕の学校の文系クラスは高3の一年間は数学の授業がありませんでした。いや環境のせいにするなよ独学で数学やれよと思われるかもしれないし、実際僕もそうやってたんですが、当たり前とされることのレベルの低さというか、そういった外的環境に全く影響を受けるなというのは無理な話です。うちの学校は東大合格者が0で推移するのが当たり前、普通にしてたらMARCHか日東駒専というところだったので、生身の東大受験生どころか数学を勉強している文系すら見つけるのが困難でした。だから浪人が決まった翌日には一切迷わずに河合本郷に申し込み用紙を出しました。東大受験が当たり前、文系でも数学をやることが当たり前とされる環境がどれだけ僕にとって有難かったか。ただそこで一年間必死に勉強しても様々な要因により力及ばず、となってしまったのはこれまでに述べたとおりです。

 

 

 

 

大体これで原因は説明できたでしょうか。あとは11点だった去年の本番がフラッシュバックしたというのもあります。

 

 

後質問にあるのは本番までの勉強の仕方と反省点などのアドバイスですが、これらは今までの原因のところにだいたい書いてしまいました。

 

 

勉強の仕方だけ軽く言うと、高2までは授業の進度に合わせてFocus Goldを、高3に一対一対応の演習の微積と座標のところをやりはしたものの夏以降は数学を放置していたに等しい状況になり知識は抜け落ち過去問を一切解かないまま本番に突入、浪人期は3/11から夏期講習期間終了まで教科書・FocusGold・ドラゴン桜の計算ドリル・河合の前期テキストの問題を解きまくってひたすら基礎固め、秋から世界一わかりやすい京大過去問と一点でも~で解法選択の練習と過去問や予備校のテキストと模試問題集で東大型の演習、冬に抑うつで丸々勉強せずに、回復してきたころからセンター模試の問題集、センター直前にまた鬱で勉強せずに、センター後は模試問題集で勉強すると同時に今までの復習を得点源にしたい前述の分野中心にして、直前3週間はまた重度の抑うつで勉強してませんでした。

 

 

アドバイスは僕がこれまで上げてきた失敗の原因を全て取り除くようなものです。早い時期から直前まで全分野満遍なく安定的な勉強をしていきましょう。

 

 

 

それでは今回はこんな感じで!

 

また質問があったら遠慮なく質問箱に投下してくださいね。

 

 

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